子供の名前を考える上で、画数(字画)のために頭を悩ませていませんか?
僕には3人の子供がいますが、命名をするとき、3人とも姓名判断は調べませんでした。
なぜなら姓名判断にはデメリットしかないからです。
この記事では姓名判断を参考にしない方がいい理由を解説します。
姓名判断は本によって違う
姓名判断の本を何冊か見てみたのですが、同じ画数でも、本によって運勢が違うことが多々ありました。
本によって違うということは、結局どんな名前を付けても、どんな人生になるかはわからないということです。
そんなことは当たり前なのですが、日本人は不安に弱い人種なので、多くの人が姓名判断を気にします。
でも、全ての本で良い運勢となるように名付けるのはかなり難しいのです。
実際に自分の名前でやってみた
そこで実際に自分の名前を使って、4つの姓名判断をやってみました(ブックオフの立ち読みで)。
加えてネットでの無料診断でもやってみました。
その結果、どれも似たような結果になりましたが、やはりバラつきはありました。
ちなみに僕は名字の時点で大凶という事実・・・。
いや、何で凹んでんだ!
他にも有名な犯罪者などで試してみましたが、人によっては僕より圧倒的に運勢がいい字画の人もいました。
さすがに、わが子が犯罪者になってほしいという親はいないでしょう。
要は字画なんてあてになりません。
姓名判断には根拠がない
ここで一度、よ~~~く考えてみて下さい。
名前の画数ですよ?
名前を書くときに、
「紙とペンが接触する回数」と「その人の人生」が連動していると本気で思いますか?
「しんにょう」なんて3画にカウントされますが、ほとんどの人が2画で書きますよね?
そしたら運勢が変わるのでしょうか?
姓名判断は疑問だらけ
他にも、以下のような疑問が浮かびます。
- 外国人でも通用するの?
- ミドルネームの扱いは?
- ピカソみたいにめちゃくちゃ長い名前の人は?
- 名字のパターンが少ない中国や韓国の人は、同じ運勢になる人ばかりなの?
- アルファベットだと1画~3画ばっかりになるけど、どうすればいいの?
- 結婚して名字が変わったら運勢も変わるの?
運勢の統計を取れるわけがない
全ての画数のパターンについて、それぞれの人がどんな人生を歩んだかを調べ上げて統計を取るなんて不可能です。
もし、万が一その統計が取れたとしても、画数によって人生に違いが出るとは到底思えません。
そもそも人生の良し悪しなんて、何をもって判断するのでしょうか。
画数にこだわると名前の候補が大幅に制限される
画数を気にしたばっかりに、自分が一番気に入った名前が却下されてしまいます。
すると第二候補、第三候補の名前にしなければなりません。
命名において、これほど残念なことはありません。
しかも画数で制限されると、使える文字数が大幅に減ります。
名前に使える漢字は2020年現在で約3000字あります。
姓名判断で「静」が使えない場合、旧字体の「靜」を使うことができますが、旧字体が認められない字の場合は、基本的にあきらめるしかありません。
その漢字の意味がどんなに気に入っていても、画数のせいで使えなくなるのです。
ひらがなに至っては、代わりになる文字がないので、その名前を断念するしかありません(カタカナにするという手はありますが)。
姓名判断は調べなければ気にならない
姓名判断は調べるから気になるのであって、最初から調べなければいいのです。
なぜなら画数を気にするのは親だけだから。
わが子の命名で画数を気にしていても、他人の子供の画数なんか気にしませんよね?
「同級生の◯◯ちゃんは画数が17画だから、苗字と合わせると最悪だよね」なんて言う人がいたら怖いですよね。
この先、生きていく上で、親のあなた以外の誰も気にしないのです。
そんな画数に縛られて、大切なわが子の名前を妥協して決めるなんてもったいないと思いませんか?
子供に付けたい名前を付けた方が、親の思いが伝わり、子供もそれを理想像として意識するのではないでしょうか?
「名は体を表す」と言いますからね。
姓名判断:まとめ
出産予定日が迫ってくると、ネットや本を調べて名前の候補を出して、ものすごく迷うと思います。
子供が一生付き合っていく名前を決めるというのは、責任と不安が交錯するものです。
そんな中で、根拠のない姓名判断のために、思い入れのある字を使えないのは残念なことです。
それなら最初から調べずに、子供への思いをストレートに表現して名付けた方が有意義ではないでしょうか。
せっかく日本に生まれたのだから、1文字に精いっぱいの想いを込めるべきです。
ぜひ、パパとママの想いが詰まった悔いのない命名をしてあげてください。