資格試験って興味のある分野はすぐに覚えられますが、興味のない分野は全然頭に入らなくて苦労しませんか?
僕は、大学4年の夏休みに思い立って第一種放射線取扱主任者試験の勉強を始め、2ヶ月でまぐれ合格しましたが、勉強当初は興味がなかったので、かなり苦労しました。
そんな僕が、最短で効率よく勉強した方法をご紹介します。
「1歩進む前に2歩下がる」勉強法
僕は、とりあえずテキストと問題集を購入しました。
まずはテキストを読み込みます。
この時のコツは1章ずつ理解しながら読んでいきますが、第2章を読む前に第1章をもう一度流し読みします。
この調子で新しい章に入る前には、その2つ前の章から読むようにします。
この方法だと必ず1章につき3回ずつ読むことになるので、自動的に復習されるわけです。
しかも適度に間隔が空くので忘却曲線はどんどん緩やかになって忘れにくくなるので記憶に定着しやすくなります。
最近はスマホの単語帳アプリなどもあって、移動時間などを利用して覚えるのも効果的ですね。
国家試験は過去問が命!
一通り予備知識をつけたら、過去問を解いていきます。
過去問は、いわば要点の寄せ合わせです。
たまには枝葉の知識を問う問題も出ますが、基本的には出題者が知っておいてほしいことばかりのはずですよね。
とは言え、第一種放射線取扱主任者の国家試験は、薬剤師国家試験に比べると問題の質は悪いと感じました。
「手計算でこの値を求めさせるのかよ!」とか「この問い方だと2通りに解釈できるだろ!」とか、理不尽な問題が散見されました。
それにもめげず、とにかく解いて解いて解きまくりました。
それはもう大学受験レベルの猛勉強でした。
時間を短めに設定して過去問を解く
過去問を解くときは、本来の試験時間より少し短めに設定します。
少し速く問題を解く癖をつけておくと、当日は余裕をもって臨むことができますからね。
また、時間的に余裕があれば、一通り解き終わってから見直しや自信のない問題に手が回ります。
過去問から自分の課題を見つける
過去問を解いていくと、自分の苦手な部分や、覚えきれていない部分が明確になります。
そこをテキストに戻って再度復習していきます。
僕はウラン系列の番号とか無意味なものは語呂を考えて覚えました。
とは言え、語呂を考えるのに時間がかかって本末転倒な感じもしましたが・・・。
「その語呂を教えて!」と言われても、もう完全に忘れたので自分で考えてください(笑)
試験当日はダメ元の気分で
第一種放射線取扱主任者試験の合格率は、例年20~30%なので、試験当日はダメ元で臨みました。
緊張してもよいことはありませんからね。
おかげで、全く緊張することなく試験を受けられ、まぐれで合格してしまいました。
ただし、薬学生としての予備知識で、化学の分野には強かったというアドバンテージはあったと思います。
1から勉強して2ヶ月で第1種放射線取扱主任者試験に受かるのはかなり難しいので、誤解なきよう・・・。
ちなみに学科は受かったが、未だに研修は受けておらず(1週間缶詰めで、10万円もするから)、宝の持ち腐れとなっています。
そんなこんなで就活には全く役に立ちませんでしたとさ・・・。
ただ、この試験を受けたおかげで、薬剤師国家試験の中の『放射化学』の分野の2問は見事正解しました。
まぁ微々たるものですが・・・。
これから資格試験に臨む方の参考になれば幸いです。